お肌はカサカサなのに、なぜ下腹部に脂肪がつくの?

50代の女性クライアントさまが不思議そうに質問されました。
皮膚は粉っぽいのに、体には皮下脂肪や内臓脂肪など脂がいっぱいある・・・
確かに考えてみれば、矛盾した現象だと思います。

でも、これにはホルモンが深く関わっています。
女性にはエストロゲンというホルモンがあり、お肌の潤いを保ったり、胸や臀部(お尻)に脂肪が多くついて女性らしい丸みのある体にしています。

更年期になるとエストロゲンという女性ホルモンが減り、お肌の潤いが保てなくなり、女性らしい丸みを維持していた脂肪がお腹や内臓周りにつき、お腹出てきた。。。という状況になってきます。また、代謝量も減るので同じカロリーを摂っても消費しづらくなってしまいます。

男性はテストステロンというホルモンがあり、筋肉を維持し、脂肪はつきにくくして男性らしい体にしています。

男性もテストステロンが減ると脂肪がつきやすくなり、いわゆる中年太りという状況になります。

また男女共通でインスリンという血糖を調節するホルモンも影響しています。
分泌が多い状態が続くと内臓脂肪をため込みやすくなります。

それにコルチゾールというストレスホルモンや成長ホルモンも関係していて、防御反応として内臓脂肪をため込みやすくなります。

一概にお肌が乾燥しているのは冷たい風にあたったから、お腹に脂肪がついてきたのは食べ過ぎ、運動不足だけではありませんね。

身体は繋がっています。
頭、肩、腕、背中、お腹、足、内臓・・・それに精神

西洋医学では、弱っている部位を取り除きましょう、という考えですが、東洋医学では、弱っている部位を補助したり、強すぎる部位を弱めたりして身体のバランスをとりましょう、という考えです。
どちらが正しいということではなく、体を立体的に理解することがとても大切です。


表面に現れている変化の背景には、必ず体内の理由があります。
違和感のサインを丁寧に読み取りながら、全体のバランスを整えていく視点を大切にしていきたいですね。