香りが魅力!新大阪の鍼灸院で「みそ灸」を!
少し前の出来事ですが、ある鍼灸院で施術中、患者さんが髪にお灸のにおいがつくのを防ぐため、頭にビニル袋をかぶっていたところ、意識を失ってしまったというニュースがありました。
この件は、鍼灸師として非常に胸が痛むと同時に、「お灸の香り」に対する誤解や、施術環境の安全性について考えさせられるものでした。

たしかに昔ながらのもぐさを使ったお灸には、特有の香りがあります。
好きな方には癒しの香りとして親しまれていますが、現代では「服や髪ににおいがつくのが気になる」と敬遠されることもあるようです。
けれども、お灸の香りは単なる煙ではなく、嗅覚から脳へ作用し、自律神経や情緒に影響を与えるもの。つまり、香りもお灸の効果の一部です。
視覚・触覚・嗅覚といった感覚が総動員されてこそ、癒しの質が深まります。

当院では、そんな香りの文化を活かしながらも、より現代の感性に合うように工夫を加えた「みそ灸」を提供しています。本物のお味噌を使ってじんわりと温めることで、もぐさとは違った、ほんのり香ばしく、やさしく懐かしい香りが空間に広がります。
みそ灸の施術中、お客さまからは「香ばしすぎてお腹すいてきました」「白いご飯ありますか?」と、思わず笑ってしまうようなお声をいただくこともあります。
香りに包まれてリラックスできるだけでなく、どこか懐かしい気持ちになったり、自然と笑顔になったり、そんな時間をご提供しています。

もちろん、香りが気になる方には施術後に消臭スプレーをご自由にお使いいただけます。
ビニル袋で頭を覆わなくても、存分に癒しを楽しんでいただけたらと思います。
お灸の香りは、癒しそのもの。香ばしさとともに、安心と心地よさに包まれる体験を、ぜひ新大阪の落ち着いた空間で味わってみてください。
